日本画・小田切恵子『南蛮四季・秋冬』
Folding screen:Nanban Seasons: Autumn–Winter特別出展・小田切恵子(日本画家)二曲一隻(※1)の屏風作品。1998年頃ポーラ銀座ギャラリーで開催された書家・小宮求茜氏との二人展のために制作された。
画面を彩る幾何学文様には、ジャワ更紗(バティック)を思わせる意匠が取り入れられている。紅葉や冬草の景色の中に異国の人物が佇み、古くから続く海の交易と文化交流の歴史を想起させる。
《南蛮四季》は、ジャワ更紗の文様や異国の人々の姿を取り入れながら、日本の四季の移ろいを描いた屏風作品である。海を越えて行き交った文化の記憶を、日本画の世界の中に映し出している。日本画と更紗は、舶来文化への憧れがひとつの画面の中で出会う、南蛮四季シリーズの一隻である。
小田切恵子|Odagiri Keiko|日本画家
日本美術院特待・観世流能楽師シテ方の片山清司氏の文による『能の絵本』シリーズ(BL出版)は5冊の挿絵を担当し、原画は立命館大学に所蔵されている。能舞台の松羽目二面を制作するなど、女性日本画家の表現領域を広げてきた。私立中・高等学校の美術教諭を経て、現在は美術サロンで後進の指導にあたっている。
(※1)二曲一双(にきょくいっせき)とは、2枚の面を蝶番でつなぎ、一つの屏風として構成した形式をいいます。




※画像をクリックすると詳細が表示されます
- size
- w92×H52×D1.5cm
- material
- 木枠・和紙・・顔料
- price
- ¥77000
- code
- RMKK2607-1